4月20日に始まった浦添プログラミング道場・第1期も、ついに最終イベントを迎えました!あの個性的なメンバーに会えなくなると思うと寂しいものです。「先生はいない」CoderDojoですが、生徒を送り出す学校の先生の気持ちが少しだけ分かったような気がします。でもきっと、この半年間の体験を通して、自身の関心事に向き合い、持っていた自身の世界を表現する情熱へ種火がついたメンバーとは、またどこかのモノづくりシーンで会えると信じています!

最終イベントは、そんな浦添プログラミング道場の子どもたちの成果発表と、これからも継続して取り組みたい子たち、これから取り組みたい子たちのために、様々なモノづくり体験が楽しめる、県内CoderDojoのお祭り・DecaDojo(でかドージョー)をひとつにして、浦添プログラミングフェスティバルとして開催しました!

 

開催前には市長と県内CoderDojoの運営者が会する機会も設けられ、県内メディアでも広報頂きました。

そしてイベント開催にあたり、各CoderDojo運営者、メンター、保護者の方々、浦添市市役所の方々で前日夜遅くまで会場設営を行いました。関係者の皆様、仕事の後、疲れているにも関わらず、本当にありがとうございました!

また、今回子どもたちの成果発表時の司会を自ら申し出てくれた、浦崎きありさんのリハも。家族の方も遅くまでありがとうございました!

そして迎えた本番当日。台風接近の影響で悪天候が懸念されましたが大快晴の天気に!まるで100%晴れ女がどこかにいたかのようです!

主催者である浦添市・松本市長の挨拶と、子どもたちへのメッセージで幕開け!

子どもたちの成果報告は、きありさんの見事な進行でスムーズに終えました。大勢の前に出た子どもたちは少し緊張気味。また、先週予定されていたリハーサルが台風で中止になった関係で、ほぼぶっつけ本番だったにも関わらず、しっかりと自己紹介と作品に関するコメントをしている姿には感動でした。

その後はCoderDojo Japanの安川さん、アプリ開発者の大嶺結葉さん、未踏スーパークリエイターの三橋優希さんの特別プレゼンテーション!

CoderDojo Japanの安川要平さん
安川さんからはCoderDojoの解説と他の事例紹介が
アプリ「Veg-菜(べじーな)」開発者の大嶺結葉さん
結葉さんはMinecraftCupのプレゼンテーターも努めました
特に注目度が高かった未踏ジュニアスーパークリエイターの三橋優希さん
「プログラミングと私」というテーマで自身の経験等を共有頂きました

3人のプレゼンテーションには、多くの来場者が聞き入りました。「VUCA※1」と表現される時代に、子供たちの学びはどうあるべきか、未だ確立されていない未来の教育に対する、高い関心の表れなのかもしれないと感じました。

安川さんの資料は以下で公開されています。
https://speakerdeck.com/coderdojojapan/be-inclusive-under-the-charter

※1:VUCA
不確実性を表す以下のキーワードの頭文字を繋げた言葉。

Volatility:激動

Uncertainty:不確実性

Complexity:複雑性

Ambiguity:不透明性

その後は各CoderDojoの紹介Time。CoderDojo石垣は、先日のMinecraftCup一次審査の投票で1位となり、Youtuberカズクラ賞をGetしたプレゼンテーションを披露してくれました!

※参考:MinecraftCup参戦レポ(CoderDojo宜野湾)

CoderDojo嘉手納の小川さん
CoderDojo南風原の上原さん
CoderDojo石垣のMinecraftCupプレゼンテーション!

そして午後からは各道場の体験コーナーがオープン!Scratch、Minecraft、3Dプリンター、ロボット、DTM、ゲームなど、各地域の特色あるモノづくり体験メニューを、浦添の子たちのみならず、来場した沖縄県内の子どもたちが楽しみました!

そしてなんとDecaDojoの中で、それだけでもひとつのイベントになってしまう大人気の「ヘボコン」も開催されました!CoderDojo嘉手納・小川さん、具志さんの企画で実現です!

第4回ヘボコン沖縄inでかドージョー(CoderDojo嘉手納)
http://coderdojokadena.hatenablog.jp/entry/hebokonokinawavol4

技術力高い人禁止な、ヘボさを競うこのロボコン。年齢関係なく楽しめる、終始笑いの絶えない本当に楽しいイベントです!

ヘボコンの様子。皆楽しそう

延べ300人ほどに来場頂いた「浦添プログラミングフェスティバル with DecaDojo」。子供たちへ楽しみを提供するのみならず、未来を創る子どもたちのために、学びはどうあるべきかを大人が考える、ひとつのきっかけになってくれたらと願っています。

様々な方々が所属や立場を超え、子どもたちのために、そして自身が楽しむために、一体となって実現したこの催し。運営に関わる立場ならではの大変なこと、反省点も多々ありましたが、終わってみれば一生の思い出に残る凄く楽しいイベントでした。

半年間通ってくれた子どもたち、それを支えてくれた保護者の皆様、この機会を創ってくれた皆様、本当にありがとうございました!

浦添プログラミング道場は10/5(土)から第2期がはじまります。次はどんな子どもたちと出会うことができるのか楽しみです。第1期の子たちも続けて取り組みたい時は、県内各地の道場をご活用ください。浦添道場でも宜野湾と一体となった参加自由なオープン道場を開催していきますので、そちらにもご参加ください!

CREATE YOUR AWESOME FUTURE!!