デジタル技術を学びながら未来の浦添を考えるプロジェクトに取り組みます

技術の急速な進化、そして感染症による社会の変化。VUCA(ブーカ)という言葉で表現される私たちの世界は、未来を予測することがとても難しい時代となりました。

※VUCAとは予測が難しく、どうなるかわからない時代や状況の表現に使われる言葉です(参考:Wikipedia

浦添市をはじめ、全国の地域でこうした時代でも、住む人々が幸せに暮らせるような街を創っていくべく、デジタル技術を使ったいろいろなチャレンジが行われています。

奇しくもコロナまん延の始まりとなった2019年からスタートした浦添市の人財育成事業は、昨年度までは感染対策への対応を試行錯誤しながら、参加者個々にプログラミングを活用した作品作りを行っていました。

今年は、これまでの開催で得た運営のナレッジを活かし、浦添市が取り組むデジタルシティ構想に整合させながら、未来を担う子どもたちがデジタル技術をチームで協働的に学び、自分たちの街と自らの未来を描くプロジェクトに挑戦していきます。

取り組むこと、学ぶこと

参加者は年齢・性別問わず、自ら「未来のデジタルシティ浦添市」に関連するテーマを選択または考案して、3~4名のプロジェクトチームで取組んでいきます。

テーマの例

  • 未来の浦添をMinecraftで建築。全国どこからでもVRで散歩できるアプリの開発
  • コロナ禍でも楽しめる浦添の良さを知ってもらうアニメを制作して配信
  • 街の課題を解決するスマホアプリを開発してストアで公開
  • その他、未来の街を考える、課題を解決して誰かを喜ばせるオリジナルプロジェクト

上記のような活動による学びを通して、次世代の地域を支える人財育成へとつなげていくとともに、運営側も地域の子どもたちの特性にあった学びの場のあり方を探究していきます。

参加する子たちに期待する成果

  • プログラミングを始めとするICT技術活用方法の習得
  • 自立的な学びによる主体性の向上
  • 協働的な活動による社会性の向上
  • 学んだ知識や技術を社会での活用に結びつける思考への気付き

また、様々な分野の技術を一通り体験しながら、自身で選んだテーマに応じて必要な分野の技術をさらに深く学んでいきます。

期間中に体験・学ぶ技術

  • パソコンの使い方、キーボードタイピングの習得
  • クラウドサービスの使い方
  • ビジュアルプログラミングの基礎(Scratch)
  • テキストプログラミングの基礎
  • Unityを使ったゲーム作り
  • Blenderを使った3Dアニメーション作り
  • Unity+MinecraftによるVRアプリ作り
  • スマホアプリ作り
  • キャラクターデザイン
  • Webサイト作り
    などなど。

さらに、必要な調査、学習を街で行うフィールドワークや、プロジェクトによって必要となる専門家との連携なども、浦添市と運営側がサポートしながら実施していきます。期間中、中間と最後に開催する報告会や随時のレビュー会を通して、子どもたちへフィードバックを行い、振り返りと継続的な学びの活動を促進していきます。

応募方法

募集内容を読んで、保護者の方でお子さまの意志を確実に確認した上で申込みページから応募して下さい。

  1. 開催期間:2021年6月から2022年3月まで約30回予定
  2. 開催曜日:土曜日(月3回程度)
  3. 開催時間帯:午前の部(9:30~12:00)、午後の部(14:00~17:00)
  4. 会場:浦添市てだこホールマルチメディア学習室
    ※原則、感染症対策を十分に行った上で会場開催となります。
  5. 応募資格:
    • 浦添市内在住の小学生、中学生、高校生
      ※小学校低学年生など、自律的な学びや他者との協働の活動にサポートが必要な場合は保護者同伴での参加が必要です
    • 過去に浦添プログラミング道場に参加した経験のある子も応募可能です
    • 自分自身で上記のようなプロジェクトにチャレンジする意志があること
  6. 募集人数:最大30名程度(午前の部、午後の部それぞれ15名づつ)
  7. 募集日程:
    • 募集:4月13日~4月30日迄
    • 面談:5月15日(土)、16日(日)
    • 参加者決定通知:5月17日~18日
  8. 選考と 面談について:
    • 実施する内容の詳細を保護者と応募者本人に説明して本人の参加意志確認を行います
    • 参加にあたって保護者にお願いしたい連絡方法や子どもたちのサポートについて説明して保護者の対応可否を確認します
    • 応募者本人と保護者からの質問に直接回答します
    • 応募者及び保護者の意志確認を行った後に参加者を決定します
    • 面談の結果、応募者が本事業の取り組みへ意欲的に、継続的に参加することが難しい、と判断された場合は選出されないことがあることも予めご了承下さい
    • 応募者多数の場合は抽選となる可能性もあります
  9. 応募方法
    • 下のボタンを選択して応募ページに必要な事項を登録して応募して下さい

応募した皆さま、後ほど面接の日程をお知らせしますので、しばらくお待ち下さい。

QA

プログラミングの経験やパソコンのスキルなどは問いません。本事業の中でそれぞれのペースで習得して頂きます。必要なのは自身で学びたいという意欲、好奇心・探究心です。

小学校低学年の子でも、中学生にも負けない探究心を発揮し、高度なプログラミング作品を創る子もいますので、年齢や学年は必ずしも判断基準にはなりませんが、言葉による表現力や他者を理解する経験や力が十分でない場合は、参加者の精神的な安心感を確保していく為に、保護者の方が同伴頂くことが条件となります。保護者の方が不安を感じていても、参加者本人が本事業でやることをある程度理解し、強い意欲を示している場合は一度ご相談下さい。

感染症は未だ終息せず、予断を許さない状況ですが、多くの人が集まる場を実現する感染症対策の手法はある程度確立され、全国的に学校現場を始めとして対面をベースとした場が設けられており、各種イベント等も、以前のように実施されるようになりつつあります。昨年度オンラインとハイブリッド式で開催した知見も活かし、ケースによってはオンラインも交えていく可能性がありますが、オンラインでは経験の浅い子たちの協働を通した学びや、新しい技術習得をサポートしていく活動は難しいという背景等から、原則会場での対面開催となります。

自主的に活動に参加し、学ぶことが可能な子は必ずしも保護者同伴の必要はございません。ただし、年齢に関わらず他者とのコミュニケーションや学習活動に慣れていない年齢の低い子等、何かしらの配慮が必要な子の場合は保護者同伴が必須となります。

同伴が必要な子の場合は、開催時には一緒に参加頂く必要があります。それ以外については以下のような参加や関与をお願いする予定です。

  • 随時開催する子どもたちの成果レビューへの参加(1~2ヶ月に1度程度想定)
  • 定期開催する報告会への参加(9月中間報告、3月最終成果報告会)
  • 地域のリサーチ活動等で外出する場合の同行サポート
  • 家庭における子どもたち取り組み状況の観察と運営側との情報共有
  • 子どもたちの活動で課題が発生した際に対応策を助言、提案などメンター的な関与
  • 上記以外、都合がつけば子どもたちの様子を見に会場へお越し下さい

チーム活動にそれぞれが責任を持って参加頂きたいと考えていますので、原則は参加する前提でお考え下さい。ただし、どうしても参加できないことがあると思いますので、事前に分かっている場合はチームメンバーへ予め伝え、自身の役割分をどうするか対話した上で欠席して下さい。

連絡はCoderDojo浦添のLINEと電子メールで行います。

以下の日程で、メンターの学習機会も兼ねた、オープンな事前体験道場を開催予定です。そちらに参加頂ければ対面で質問に回答致します。

  • 4月17日(土)
    午前:9:30 – 12:00
    午後:14:00 – 17:00
  • 4月24日(土) 
    午前:9:30 – 12:00
    午後:14:00 – 17:00

保護者の方が、子どもたちと一緒にプロジェクトに参加するのは大歓迎です。一緒に楽しみながらメンター的な視点でご参加下さい。保護者の方が対等に一緒に楽しむことは、子どもたちにとっても嬉しい場となり、子どもとの信頼関係もより深まっていく機会となります。

下記のお問合せページよりご連絡下さい。

上記QAにあがった質問以外のことを確認したい方はお問合せページからご連絡下さい。

浦添市×CoderDojo浦添